障害年金 心疾患の認定基準が変わりました

2010.11.01

11月1日施行で、心疾患と精神、呼吸器の3疾患の認定基準が変わりました。

私たちの会では心臓病者の実態に則して、従前の基準はたいへん厳しいものであること(働けない心臓病者が受給できていない)、「一般状態区分表」などの実態に合わない診断書の改善、認定は社会的な背景を考慮に入れたシステムにしてほしいことなど、要望をしてきました。

しかし、今回の「改正」では、心疾患については、診断書は従来のものとほとんど変わりなく、認定基準についても、守る会がこれまで要望をしてきた内容が反映されていないものになっています。

これまで拡張型心筋症のみ規定をしていた心疾患の例示を、弁疾患、心筋疾患、虚血性心疾患、難治性不整脈、大動脈疾患、先天性心疾患、重症心不全と分けて、より具体的に、異常所見の数と一般状態区分表のランクによって該当する等級を示しています。また、一般状態区分表についても詳しい解釈の仕方が加筆されましたが、それを見る限りでは寝たきりの状態にならない限りは1級の年金はもらえないのではないか?と思える内容となっています。

厚生労働省は、あくまでも例示であって「従来どおり総合的に」判定すると述べていますが、一律に例示にあてはめての打ち切りや降級がされてしまうのではないかという懸念がもたれる「改正」となっています。

また、現在、各地で特別児童扶養手当の打ち切り、降級が問題となっています。特別児童扶養手当は年金の認定基準にもとづいて認定基準を決めており、こちらへの影響も心配されます。

▼認定基準新旧対照表
20101013通知と心疾患対照表