ペースメーカー患者の障害認定のワーキンググループ終了

2013.09.13

【速報】2013/09/13 

ペースメーカ等障害認定の評価に関するワーキンググループ(第3回)

第3回ワーキンググループでは、具体的な認定基準の提案がありました。
守る会との8月の交渉で問題になった、先天性心疾患の定義についての提案もありました。
改訂された制度についての疑義解釈(Q&A)も提示されましたが、
その中の先天性の解釈をめぐる表記が不正確であったために、その部分だけは、
あらためて書き直しをすることになりました。
今回の会議をもってワーキンググループは終了となり、
厚生労働省障害認定審査会を経て、来年4月施行を目指し準備をはじめるとのことでした。

配付資料(PDFファイル):20130913第3回ワーキンググループ資料抜粋

<厚労省からの提案> ※詳細資料参照
●1級の認定について
 不整脈の非薬物治療ガイドライン(日本循環器学会)によるペースメーカーの推奨度の
  グレードのクラスⅡ以下とされる 
   >当初の案から若干の緩和
●今後の通知の内容
 ・埋め込み後に再認定を行うことの徹底
 ・身体活動能力(メッツ)の値については病状の変化がある場合にはより重度の状態を採用する
   >状態が変化する内部障害にとってこの考え方は重要!
 ・先天性の定義は「18歳未満で心疾患を発症したもの」とする
   >先天性疾患患者が18歳以上でペースメーカーを入れても1級
     拡張型心筋症などの先天性ではない疾患も小児の時期に発症すれば従来どおり1級に認定!
 ・植え込み型除細動器(ICD)を植え込んで3、4級に認定されても手帳公布後にICDが
    作動した場合には再交付の申請では1級とする
   >ICDの会の主張があったことの反映
<議論>
 今回は、東京大学の小野稔先生が参加しており外科医としての意見を述べられました。
 先生は、ペースメーカーを入れる状態は患者によって様々であり、身体活動能力を評価することの
 難しさを述べられていました。
 また、新しい基準については自治体への周知を行うことと、日本循環器学会などの関連学会などへも
 協力を得ながら伝えていくことで徹底をはかっていくということです。
 それ以外は、厚労省案については特に意見が出されることもなく原案どおり(疑義解釈を除いて)で
 了承をするかたちで、予定の時間の1時間も前に議論が終わりました。
<今後について>
 先天性疾患については、私たちの会が最後まで意見を言いつづけたことで、
 あえて、細かな定義とせずに、おおざっぱなかたちで決められたという感があります。
  (先天性=18歳未満に発症した疾患というのもおかしな解釈!?)
 「先天性」については従来どおりということについて、周知徹底されることが非常に重要です。
 診断書を書く医師には知らせしていきたいと思います。
 後天性疾患のペースメーカー装着者に適切な障害認定が行われるように注視していくことも必要です。